去年の9/11

僕はチャットをやっていた

ごく当たり前のように、アメリカ在住の方とチャットをやっていた

日常の当たり前の生活から、一気に僕は戦争のリアリズムの中へ押し込まれていった。「なにが？」「どうして？」NHKの画像を見る僕には、それが対岸の火事でしかないはずが、アメリカ在住の方とチャットしていたことによって、”戦争”というリアリズムの中に無理やり押し込まれていった。

心のどこかで、この出来事が僕を変えることを願ってもいたし、拒否もしていた。声高に平和主義を訴えるのも僕にとっては虫ずが走る行為でもあるし、何もしないことへの罪悪感も僕の中にあきらかにあった。

情報を集めること

このことしかできなかった。坂本龍一監修の「非戦」を読み、ネットでいろいろなことを調べ情報を心の中で飽和状態にすることによって、このことに対する自己満足を満たしていったのだろう。

一年が過ぎていった

今年、いろいろな番組でいろいろな形で9/11の特集を組んでいる。あまり見ていない。僕の心の中のリアリティーが、ドラマ化されていくような気がする。

しかし

追悼？

怒り？

報復？

ここはアメリカではないから、マスメディアに期待したりはしないが、何より大切なのは、事実確認である。

搾取がテロを産み

テロはより貧しいものを搾取し

延々と続く

究極のテロとは？

全人類を滅ぼすこと

全人類を滅ぼそうとしているのは、地球かもしれない